ブランド名の決め方5選|人気ブランドの法則・事例

企業のブランド名には、ユーザーに対してブランドイメージを連想させる目的があります。ブランド名を考案する上で大切なのは、検索のしやすさや覚えやすさを意識したキーワードを選ぶことです。ブランド名の決め方に悩んでいる人の中には、「キーワード選びの難しさに悩んでいる」「良いアイデアがあれば参考にしたい」という人もいるでしょう。

当記事では、ブランド名を決める方法や人気ブランドのネーミング事例を紹介します。ブランド名を通して商品・サービスの認知度や売上の向上を図りたい人は必見です。

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1. ブランド名は「認知度と売上向上」のカギになる 

ブランド名には、名前を通じてユーザーにブランドイメージを連想させる目的があります。企業や商品・サービスとブランド名が結びつくとユーザーに認知されやすくなり、興味を持ってもらえる可能性が高まります。

ブランド名は企業や商品・サービスを探す際の手掛かりです。ブランド名を覚えてもらえると、ユーザーが探している商品・サービスにたどり着きやすくなるため、売上アップにもつながります。特にオンラインを中心に販売しているブランドにとっては、集客力に影響を及ぼす要素として、「ブランド名の覚えやすさ」や「検索のしやすさ」が重要となるでしょう。

口コミやSNSなどで情報発信する際にも、ブランド名が分かると他のユーザーにも伝わりやすくなるので、さらに高いPR効果が期待できます。

2. 有名ブランド 名前の法則

有名ブランドは、ブランディング・マーケティングの成功例と言っても過言ではありません。有名ブランドの名前の多くには、下記のような3つの法則が見られます。

・アルファベット表記にすると5~10文字になる
文字数をアルファベット表記で5〜10文字に抑えると、短く覚えやすいブランド名になります。文字数が少ない分書きやすく、メールやSNSでも伝えやすいため、オンラインマーケティングにも効果的です。

・同じ文字が2回以上入る
ブランド名をアルファベット表記にした場合、同じ文字を2回以上使っているケースが多く見られます。英語圏では、同じ文字が2回以上入っていると、かわいらしく親しみやすいと感じる傾向にあります。

・硬音が含まれている
「硬音」とは、子音の中でも発音の際により強い力を必要とする音です。p・k・tなどの文字で表され、硬さや鋭さ、強さを感じやすい音となっています。

上記の3点すべてを満たす例としては「twitter」「Apple」などが挙げられます。誰もが思い浮かべるブランド名にもあてはまる法則として、ブランド名を決める際には3つの法則を意識すると良いでしょう。

3. ブランド名の決め方

ブランド名を決めるにあたっては使用できない文字や符号があります。法律で禁止されている場合もあるため、ブランド名を決める前に、ブランド名に関する「ネーミングルール」を把握する必要があります。

具体的なネーミングルールとして、下記の6つを覚えておきましょう。

・ブランド名には限られた文字・符号のみを使用する
・企業の部門を意味する文言を入れない
・公序良俗に反する文字・文言や公官庁の名前などは、法律で使用が禁止されている
・日本国内の社名の場合、先頭か末尾には、株式会社など会社の種類をつける
・同一住所の他の企業と同じ名前にしない
・他社と類似した企業名を避ける

参考:特許庁「商標制度の概要」

いずれのルールも、破ると企業の登記手続きや商標登録が進められなくなったり、ブランド名の使用差止や損害賠償請求を受けたりする恐れがあります。トラブルを避けるには、ネーミングルールに則った上で印象的なブランド名をつけることが大切です。

ここでは、ブランド名を決める際に効果的な方法を紹介します。

3-1. 2つ以上のキーワードを組み合わせる

ブランド名の決め方の1つに、キーワードを2つ以上組み合わせて造語を生み出す方法があります。キーワードとしてブランドの特徴を的確に表す言葉を選んで組み合わせることで、ブランドの独自色を打ち出せるでしょう。

キーワードを組み合わせたブランド名は多く、「facebook」や「ブレスケア」などは有名です。また、ダストとぞうきんで「ダスキン」など、連結した上でキーワードを一部省略するパターンも見られます。

3-2. キーワードを他言語に置き換える

ブランド名の決め方に悩んだ際は、キーワードを日本語から英語・中国語など他言語に置き換える方法もあります。特に、キーワードを英語に置き換えると、分かりやすいブランド名をつくれます。
目新しさを重視する場合は、英語以外の言語に置き換えるのもおすすめです。多くのユーザーにとって耳慣れない言語を使うと、他ブランドとの差別化が図れる上、ユーザーの注意も引きつけやすくなるでしょう。例えば、ハンドメイドマーケットの「minne」は、博多弁の「見んね」と記憶を意味するスウェーデン語を掛けたブランド名となっています。

3-3. キーワードを繰り返す

商品やサービスに関わるキーワードを繰り返してリズミカルに表現すれば、ユーザーに親しみを持ってもらえる可能性が高まります。例えば子どもを対象とした商品・サービスのPRが目的のブランド名であれば、キーワードを繰り返すことで、子どもにも覚えてもらいやすくなるでしょう。

3-4. オノマトペを使う

オノマトペとは、擬音語・擬態語を表す言葉です。オノマトペを用いると特徴を直感的に伝えられるため、商品・サービスを利用した際の感覚をイメージしてもらいやすくなります。オノマトペは繰り返す言葉も多くリズミカルなので、記憶に残りやすいのが特徴です。

3-5. 商品・サービスを擬人化する

ブランド名そのものを人名のようにしたり、くん・さん・ちゃんなどの敬称をつけたりする方法です。擬人化を行うことで、ブランドに親しみやすさを感じてもらえます。擬人化の例としては、「ガリガリ君」「一平ちゃん」などが有名です。特に「ガリガリ君」は擬人化の他に、キーワードの繰り返しやオノマトペも取り入れられたブランド名の好例と言えるでしょう。

4. 人気ブランドのネーミング事例

人気ブランドには、良いネーミング事例が多く見られます。ここでは、ブランドのネーミング事例を企業名と商品名・サービス名に分け、名前の由来なども交えて紹介します。ユニークな例も多いため、ブランド独自の特徴や理念をブランド名に反映する際の参考にしてください。

以下は、世界的な有名企業のネーミング事例です。

Google

「Google」は、もともとは数字の単位であるGoogol(グーゴル)という言葉のスペルミスから生まれた、ユニークなブランド名です。1グーゴルは10の100乗を表すため、インターネット上の膨大なデータを取り扱う企業として、ふさわしいブランド名であると言えるでしょう。

参考:Google「Google について、Google の文化、企業ニュース」

スターバックス

「スターバックス」は、小説「白鯨」に出てくる航海士スターバックと、シアトル近辺の採掘場スターボが由来となっています。最初は、スターバックが副長として乗船したピークォド号が候補に挙がっていましたが、代わりにコーヒー好きのスターバックの名前が採用され、現在に至ります。

出典:スターバックス コーヒー ジャパン「日本上陸25周年を機におさらい。スターバックスにまつわるABC

WOWOW

「WOWOW」は、英語のWOWを繰り返した造語です。3つのWにはそれぞれ、World・Wide・Watchingという意味があります。世界中の良質なエンターテインメントを放送するという、企業姿勢がよく表されたブランド名です。

出典:WOWOW「WOWOWはどういう意味?」

以下は、国内でも人気の高い商品・サービス名のネーミング事例です。

お~いお茶

「お~いお茶」は伊藤園の缶飲料で、CMで使用されたフレーズが由来となっています。発売当初の商品名は「缶入り煎茶」でしたが、CMが好評を博したことを受けて1989年に商品名を変更したところ、売上が約6倍にまで伸びました。ブランド名によるマーケティングの成功例の1つです。呼びかけるようなフレーズが、親近感を覚えやすい商品名となっています。

出典:伊藤園「よくいただくご質問」

ゴクリ

「ゴクリ」は、サントリーの清涼飲料水です。果実のおいしさをゴクリと実感してほしいというのが商品のコンセプトで、ジュースを飲むときののどごしを、食欲をそそるオノマトペで表現しています。

出典:サントリー「ソフトドリンク一覧」

熱さまシート

「熱さまシート」は小林製薬の冷却材です。連結法を生かして、商品の特徴や用途を効果的に伝えています。独自性も強く、イメージのしやすさと覚えやすさを両立させた商品名です。

出典:小林製薬株式会社「熱さまシート 熱さまクラブ」

まとめ

ブランド名には、名前を通してユーザーにブランドイメージを連想させる目的があります。ブランド名を決めるときは、2つ以上のキーワードを組み合わせて造語をつくったり、キーワードを多言語に置き換えたりするとよいでしょう。

有名ブランドの名前には、「文字数が5~10文字」「同じ文字が2回以上入る」「硬音が含まれている」などの共通した特徴があります。有名ブランドの名前の法則を参考にして、他ブランドと差別化を図れる名前にするのもおすすめです。

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