デザインの力で企業を活性化させる「デザインマネジメント」

「デザイン」を活用できると会社が、人が、業績が変わる

「デザイン経営」や「デザイン思考」など、昨今デザインの注目度が日本国内でも上がってきているように感じますが、本当のデザインの価値とはどのようなことを指すのでしょうか?デザインを企業や組織に取り入れることでどのような成果に繋がるのでしょうか。アイディーエイは40年以上、「デザインを経営資源として有効活用する」ことの考え方を社内外へ伝え、「デザインマネジメント」の実践をしてまいりました。そのような観点から、デザインが持つ本当の価値とそれらを企業や組織で活用するヒントをお届けしていきます。

ビジュアル化だけではない「デザインの価値」

みなさんは「デザイン」という言葉を聞いたとき、どんなことを思い浮かべるでしょうか?
おそらく多くの方が以下のようないわゆる「ビジュアル化」されたものを思い浮かべるのではないでしょうか。

もちろんこのような商品や建造物、店舗、サイン、ホームページなども「デザイン」です。その他にもチラシやみなさんが着用されるファッション、外を歩いていると見える標識などもデザインと呼べます。身の回りに溢れているデザインには毎日のように触れていますよね。

しかし、「デザイン」という言葉にはビジュアル化されたもの以外の意味も含まれています。
辞書で「デザイン」と検索してみると、以下のような結果が表示されます。

デザイン(英:design)とは、「美しさ」や「使いやすさ」などの狙いを実現するために創意工夫すること、および、その創意工夫の成果を反映させた見た目や機能のあり方のこと。多くの場合「図案」「模様」「設計」「造形」「構想」などと言い換えられる意味合いで用いられる。
英語では「デザイン」(design)は「図案」や「柄」「設計」「計画」などの意味で幅広く用いられる名詞または動詞である。

引用:Webilo辞書

ビジュアル化の意味を持つ「図案」や「模様」といった言葉の他に、「設計」や「計画」といった意味も含んでいます。ですので、問題解決や目的達成のための計画もデザインの一つと言えるので、デザイナーだけが使えるものではなく、誰もが活用できる資源なのです。

ブランド視点とイノベーション視点

では、「デザイン」が企業経営にどのようなメリットを与えるのでしょうか?
昨今、特許庁ではデザイン経営の推進に力を入れていますが、その中で「デザイン経営」の効果を以下の二つだと明記しています。

1. ブランド構築に資するデザイン
2. イノベーションに資するデザイン

「デザイン経営」とは、デザインの力をブランドの構築やイノベーションの創出に活用する経営手法です。その本質は、人(ユーザー)を中心に考えることで、根本的な課題を発見し、これまでの発想にとらわれない、それでいて実現可能な解決策を、柔軟に反復・改善を繰り返しながら生み出すことです。

引用:特許庁はデザイン経営を推進しています

企業の魅力や価値を社内外に浸透させるコミュニケーションのためのデザイン活用と、課題解決や目的達成のためのアイデアを組み立て、方法を創造するためのデザイン活用ということです。

デザインの意味に「設計」や「計画」があるように、あるべき姿を企業が目指すために課題や目的を「見える化」することや、企業が持つ価値をイメージビジュアルで伝えることなど、「ユーザーに伝えるために戦略構築をすること」そのものがデザインをすることで、問題解決につながります。

経営資源を活かすデザインマネジメント

ここまで、デザインという言葉自体が持つ意味や価値をお伝えしてまいりましたが、ではそのデザインが持つ価値をどのように企業経営に活用していけば良いのでしょうか。

ここで重要になるのが「デザインマネジメント」という考え方であり戦略です。端的に言うとデザインを経営の中で有効活用する考え方です。

「デザインマネジメント」という言葉自体は2000年ごろから広がってきました。アイディーエイではデザイン自体を経営資源の一つとして捉え、単に色や形だけのデザインではなく、達成したい目的や解決したい課題のための計画を行い、アイデアを組み立て、ビジュアル化までを戦略として運用・管理することだと定義しています。

また、デザインを企業で有効に活用することで、元々持つ他の経営資源を活かすことも可能になります。
例えば、社内マニュアルの情報整理を行い、わかりやすくビジュアル化したものを社内で活用することで、ブ社員の理解が早くなり「人」の働き方が変わったり、教育の「時間」が効率化されることで「売上」を生み出す業務に使えることもあります。
他にも商品やサービスなどの「モノ」にある価値をデザインで可視化することで情報が伝わりやすくなり、売れやすくなるということは想像しやすい効果だと思います。

デザインマネジメント活用例

私たちはデザイン会社として、さまざまなお客さまにデザインマネジメント視点でブランディングを行っています。
その中でも、ブランドづくりをする際の第一歩として「夢・ビジョンを描くこと」を大切にしています。

「夢やビジョンを描くこと」でもデザインは活用できるものです。

お客さまへのヒアリングを通してお聞きしたビジョンを、今の市場と比較してどんなギャップがあるのか、これまで培ってきた企業の価値をどう成長させていくか、そのために必要な投資は何か、などを整理し、「グライドパス」という成長曲線を描いていきます。

gridepath
戸建事業ブランドarune グライドパス

上記の参考事例は「事業ブランドの立ち上げ」の際に立てる販売計画や売上目標と合わせ、ブランドとして目指す姿なども成長曲線として見える化することで、関わるメンバーのビジョンに対する共通認識をつくることができ、達成する目的が明確になりました。
詳細は事例紹介ページにてご覧いただけますので、興味がおありの方はぜひご覧くださいませ。

参考事例:マンション事業の経験を活かした戸建事業ブランド立ち上げ

このように、ただ単に色や形だけを指すデザインではなく、企業の経営においてデザインを活用すれば、社員のモチベーションや働く上での効率化、売上向上といった効果が見込めます。
まずはみなさんの企業活動の上で活用しやすいポイントを見つけ、「デザインマネジメント」を活用してみてください。

デザインマネジメント戦略がどれだけ取り入れられているか、チェックできるシートもご用意しておりますので、以下よりダウンロードいただきご活用くださいませ。

Writer

AYA MATSUDA

岡山本社 アカウントプランナー。 中小企業をメインに業界を問わずデザインやブランディングを提供している。 昨今ではSNSの運用やWeb解析などデジタル戦略で企業のブランドをサポートしている。

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