サンホイル商品ブランディング

東洋アルミエコープロダクツ株式会社 様 [IDA大阪]

60年続くロングセラーブランドのリブランディング

プロジェクト概要

大阪府大阪市に本社を構える東洋アルミエコープロダクツ株式会社様。食品用を中心としたアルミ箔製品、キッチン周りやフィルターの汚れに対応した便利なグッズを開発し、様々な素材を用いた生活用品を製造販売されています。
60年続くロングセラーブランドのサンホイルのリブランディングに取り組みました。本プロジェクトでは市場把握、SWOT分析、ユーザー設計、ブランドコンセプト設計、ロゴ、パッケージ、営業ツールなどトータルでサポートいたしました。

サンホイルブランドの価値整理

プロジェクトの最初の取り組みとして、アルミホイルを取り巻くキッチン商材の商品分析を行いました。機能性の高いキッチン商材はタレントやCMの起用でブランドが確立されていますが、アルミホイルはブランドとして確立されている商品がないためブランド指名買いではなく価格や内容量で選ばれていると推測しました。

似たような色合いのデザインが多くブランドの識別がしにくいことが課題の一つでした。SWOT分析では、サンホイルの強みである 60年間ユーザーのことを考えて商品改良に努めてきた点・アルミホイルの売上No.1のロングセラーブランドであることなどを軸に、ユーザー設計・コンセプト設計を模索しました。

sunfoil資料1

「楽しさつくる、笑顔をつつむ、サンホイル」

サンホイルユーザーを検討する中で、「大切な人のためにおいしい料理を作りたい」「たくさん食べてほしい」という想いが根幹にあることに着目し、そのあたたかい気持ちを応援するブランドに位置付けました。

サンホイルを通じて楽しく笑顔があふれる食卓や家族の時間を過ごしてほしい、そんな想いを込めて「楽しさつくる、笑顔をつつむ、サンホイル」というタグラインを策定しました。

分かりやすくて手に取りたくなる、キッチンに置いておきたいパッケージデザインへ

これまで発売以来変わっていなかったロゴデザインを時代に合わせてブラッシュアップ。サンホイルの特徴は残しつつ、新しさを感じるデザインになりました。

sunfoilロゴ2
ロゴデザインの検証(一部)
sunfoilメイン
決定ロゴデザイン

パッケージデザインについても既存ユーザーがどこにサンホイルらしさを感じているかに着目し、使用カラーバランスはそのままに店頭での視認性・目立ち度をアップできるようロゴを大きくしたりデザイン要素を減らしたりするなど検証を重ねました。
現行品の良さは維持しつつ、お客様にとって「分かりやすくて手に取りたくなる、キッチンに置いておきたいデザイン」を意識しました。

sunfoilロゴ3

消費者調査の結果でも、現行品に比べて新デザインのほうが高い評価をいただくことができました。

sunfoil資料2

今回のリニューアルポイントであるグリーンアルミのマークもデザインし、他ブランドとの差別化を意識しました。 パンフレット・店頭でのトップボードやレールポップなど営業ツールもトータルでデザインを行いました。

Summary

総括

パッケージの消費者調査の結果では、リニューアル前のデザインと比べて、目立つ・理解しやすい・好ましいのメリコ評価全てにおいて高評価、店頭や自宅保管に対する意識調査も高評価という結果を得ました。
2023年10月の発売後、好調に店頭への導入が進んでおります。シリーズ品の展開などさらなる売り上げ拡大に向けて、今後もサポートしていきます。

Project Member

デザインディレクター Yukie Omori(大阪)
デザイナー Moka Okamura(大阪)
デザイナー Yugo Nishimoto(大阪)
デザイナー Haruka Asada(大阪)
アカウントプランナー Miki Matsuki(大阪)

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