オタフクソース100周年ロゴ

ブランディング/CI

オタフクソース株式会社 様 [IDA東京]

100周年を祝い、「オタフクらしさ」が伝わるロゴデザイン

プロジェクト概要

オタフクソース様の100周年を祝うロゴマークを制作しました。
100周年のテーマは「感謝と笑顔の100周年」。プロジェクトの顔となるロゴマークをコンペにてご提案しました。
オタフクソース様がこれまで築いてきた歴史や大切にしているもの、今後の展望などを整理して「オタフクらしさ」がしっかりと伝わるデザインにしています。100周年のキャンペーン中たくさんの場面でご使用いただき、オタフクソースの社員のみなさまにも愛着を持っていただけるロゴマークとなっています。

オタフクらしく、皆様に感謝と笑顔を伝える

100周年のテーマは、これまで続いてきたのも支えてくれた皆様のおかげだという感謝の思いと、色々な商品を通して生み出してきた笑顔という意味を込めて「感謝と笑顔の100周年」という言葉にまとめたとご説明いただきました。社員、お客様、社会、地域、パートナー、得意先に対する100年の感謝と、これから出会うお好み焼店、その他業務店、国内外のお客様の笑顔をつくること、そして社会課題の解決に貢献していくことをいかに表現するかが求められました。
ロゴマークのデザイン制作にあたって、これまでに蓄積された「オタフクらしさ」は残しつつ、今後提供していきたい価値をオタフクソース様らしく表現したい、というオーダーをいただき、他の会社にはない「オタフクらしい100周年」の表現が重要視されました。

「らしさ」を紐解き、大切に受け継がれてきた想いを表現

デザインの制作に取りかかる前に「オタフクらしさ」を要素分解し、それらの要素の優先順位をどのようにデザインにするか、話し合いながら進めていきました。

・お多福マーク:創業者の佐々木清一さんが「多くの人に福を広めたい」という想いから最初に作った商品に「お多福酢」と名付けたことから始まり、そのお多福の「心」を描いてほしいと絵の指導をしていた旧友にお願いしてできたデザインが元となっている。顔のパーツ一つ一つに意味が込められている。
・つながり:地域とのつながり、ぬくもり、パートナーとの縁、心、輪(和)、BORDERLESS、広島、愛、幸せ
・世界へ:グローバルコミュニケーション
・おいしい:お酢からものづくりの歴史が始まった、お好み焼を通して文化を生み出した、お好み焼を食べる食卓の団らん、香り、ソース
・未来:躍進、次を見据える、チャレンジ
・100年:これまでの歩み、歴史、特別、ともに祝う、豊か
など大切なキーワードから導き、デザインの方向性を固めていきました。

「オタフクらしさ」の要素を分解
デザインの方向性の整理

100年間でたくさんつくってきた福を、みんなと一緒に笑顔でお祝い

コンペでは、お多福マークをベースにしたものや、ソースをロケットに見立てたものなどさまざまな方向性をご提案し、水引をモチーフにしたデザイン案で決定しました。


初回ご提案時のデザインバリエーション

ありがとうの想いを、これまで関わってきた全ての人と一緒にお祝いする感謝祭。
100年間で福をたくさんつくってきたからこそ、そんな100福(百福)年をみんなと一緒に笑顔でお祝いし、これからも共に歩みたいという想いを水引をイメージしたモチーフに込めました。

100周年プロモーションでのロゴ使用イメージ

初回提案時にはロゴだけではなく、その後のプロモーションでの展開をイメージできるように、いろいろなグッズにロゴマークを展開してご提案しました。
また、様々な媒体で使用されることを想定し、小さくしたときにどう見えるか、白黒で使われたときに意図した見え方ができているかなど複数の角度からロゴバリエーションを検討しました。

ロゴバリエーション

その後、何度かデザインの修正を行い、デザインが完成。
ロゴマークを使用するにあたり、カラーの規定や、キャッチコピーの使用ルール、エレメントの使用ルールなどを定義したロゴマニュアルを作成しました。
ロゴだけで100周年全体のトーン&マナーをコントロールすることが難しいので、エレメント(要素)を含めて、トーン&マナーを規定しました。活用フェーズを想定し、マニュアル内にはエレメントの活用例を記載しました。
それにより、100周年の活動全体の統一感を持たせることを目指しました。

完成したロゴマーク
ロゴマークガイドライン
エレメントバリエーション

お客様の声

一目みて、オタフクらしくてよいなと思いました。水引をイメージしたデザインや色合いから、アニバーサリーを迎えた喜ばしい雰囲気、そして私たちの感謝の気持ちがよく表現されていると思います。
またオタフクソースの「フク」を「福」と表現し、「福」の中で、100 という文字が隠れている部分も、遊び心があって良いですね。

オタフクソース株式会社  代表取締役社長 佐々木 孝富

Project Member

デザインディレクター Aine Inoko(東京)/ Kansuke Yukawa (大阪)
デザイナー Takahiro Nakagawa(大阪) / Katsumi Yamaguchi(東京)/ Satomi Kurokawa(岡山)
デザインコンサルタント Takashi Fujiwara(東京)

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