INTERVIEW

企業の経営を「デザイン」で支えるコンサルタントへ

Takashi Fujiwara

デザインコンサルタント / 東京支社 / 2008年入社

特に東京では多くなかったブランディングプロジェクトを推進し、様々なお客さまの企業活動を支えるデザインコンサルタント。東京支社デザインコンサルティング部のセクションリーダーも務める。

「営業」ではなく、「企業活動を支える仕事」がしたいと思った

− 大学でデザインの勉強をしていない中、アイディーエイのどんなところに興味を持ったんですか?

そうですね、学生の頃は広島の大学で人間環境学について学んでいたので全然デザインは勉強していませんでしたし、就職活動もオフィス家具や電化製品メーカーなど、「デザイン」業界で探していたわけではありませんでした。 当時就職活動をしていた際に出会った方からアイディーエイのことを聞いて、「デザインコンサルティング」という仕事に興味を惹かれたことがきっかけでした。大手企業からも営業職で内定をいただいていましたが、もう1社だけと思い選考を受けさせていただきご縁をいただきました。

− なぜ営業職ではなく「デザインコンサルティング」という仕事を選んだんですか?

実は私は飽き性な性格で、学生時代も派遣会社へ登録し配送センターでの仕分けやライブ会場の警備、印刷会社で冊子をまとめる作業などたくさんのアルバイトを経験してきました。そんな経験も起因して一つのものを売る仕事ではなく「さまざまな企業の活動を支える仕事」ということに魅力を感じました。また、ブランディングの仕事において、「まだ世の中にないものを、ゼロからつくる仕事がしたい」というのが最終的な決め手になりました。

想いをつかむ、創業者の歴史を体験するツアー

− デザインコンサルタントとしてどのような仕事をしてきたか教えてください。

今は東京支社でさまざまなお客さまと企業ブランド、商品ブランドづくりやデザインのお仕事をしています。お客さまは東京だけでなく山梨や茨城、栃木などさまざまですが、それぞれのお客さまと深く関わり、そこの社員のように仕事できることがやりがいにもつながっています。

− たくさんのブランディングプロジェクトに携わってこられたと思いますが、印象に残っているプロジェクトはありますか?

今でも強く印象に残っているのはちぼりチボン様の企業ブランド再構築プロジェクトです。商品力は非常に高いのにブランドを認知させる仕組みができていない、そんな状況を改善するプロジェクトでした。企業が生活者に何を届けたいのか、どういうブランド像を築いていくか、その答えを得るために今は亡き創業者を深く理解しようと、創業者が生まれ育った家やお墓参りなど、環境・縁の深い場所をめぐる「丸一日体感ツアー」をしました。創業者の歴史を体験することで、目指すブランドがより深く明確になり、全てのデザインに反映できました。 また、自分自身でも創業者のルーツを調べていくとお客さまも知らないストーリーを発見でき、お客さまへ伝えるとすごく喜んでいただき、プロジェクトの成果とはまた違った喜びを感じることができました。 ちぼりチボンさまは山梨の企業なのですが、その山梨にとって大切な「富士山」の描き方や地元の自然豊かな世界観、創業者の家族を想う気持ちなど、プロジェクトメンバーで深く理解できたことで統一された独自のブランドを構築しファンを増やしていく仕組みができ、プロジェクト目的の達成に近づいたと感じています。

− 当時はまだアイディーエイでも企業のブランディングプロジェクトは多くなかった中、藤原さんが牽引してきたと思いますが、苦労したこともあったんじゃないですか?

そうですね、商品のブランドづくりは多くやっていましたが、特に東京では企業ブランディングがあまりなかったので試行錯誤しながら進めた記憶があります。本当に必死でした。 実際に他のお客さまとのブランディング案件でも商品のパッケージデザインを多くやらせていただいている中で、本当に抱えている課題を解決するためには企業としての価値を見直し、商品開発に活かす仕組みだったり社員一人ひとりに想いを浸透させる活動が必要だと感じご提案をさせていただくことが多いです。企業の売上向上や社員様が働く上でのモチベーションアップにつながっているプロジェクトもあり、本気で取り組んできてよかったと今でも強く感じています。

自分の力がお客さまの企業活動を後押しするコンサルタントに

− 目指したいデザインコンサルタント像を教えてください。

ブランディングや大規模なWebサイトのリニューアルなどさまざまなプロジェクトを進める中でお客さまにも大変喜んでいただけましたし、数値としての効果も上がっています。ただ、これからは企業活動全体と市場を捉えた中でビジネスモデルの改革やマーケティング活動のサポートなどを含め、自分自身の経験と力で今より更にお客さまの進化に貢献できるようなデザインコンサルタントになりたいと思っています。 そのためには自分自身のスキルアップが必須ですので、自分自身への投資もしっかりしていきながら、アイディーエイにいる他のメンバーの力だけではない「藤原崇史」の力がプロジェクトの成果を大きく飛躍させるような人財を目指していきます。

企業の経営を「デザイン」で支えるコンサルタントへ

Takashi Fujiwara

デザインコンサルタント / 東京支社 / 2008年入社

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