− いつから「デザイン」に興味を持っていたのですか？

小さい頃からとにかくファッションが好きでした。物心がついたころから自分が身に着けるものへのこだわりが強い方だったと思います。 また、大学在学中にアクセサリーショップでアルバイトをしていたこともあって、自分が気に入ったデザインを人に伝え、選んでもらえる仕事に強く興味を持ちました。このころから「デザイン」を仕事にすることを意識していたような気がします。

− では、デザインに携わる仕事を探して就職活動をしていったのですか？

そうですね、「デザイン」を軸に就職活動をしていたのですが、アイディーエイの説明会に参加して、「ブランディング」という企業や商品が持っている価値や魅力をデザインする仕事にすごく惹かれました。また、岡山に本社を置きながら東京や大阪の大手企業様とも仕事をしているということや、たくさんのブランドに触れることができることにも魅力を感じ、自分の中で「デザインを仕事にする」というイメージがはっきりし、私もここで働きたい！と強く思ったのを今でも鮮明に覚えています。

− 入社してからは思い描いたブランディングの仕事ができていますか？

はい、入社してからすぐに中国の企業ブランディングをサポートをさせていただいたり、ずっとしたいと思っていた宝飾品店のブランディングや、新規事業の立ち上げに関わったりと、たくさんのチャンスをいただきました。

− それは素晴らしいですね。その中でも印象に残っているプロジェクトはありますか？

入社してすぐスタートした、第一衛材様の「CHÉRICOT（シェリコット）」というブランドのブランディングプロジェクトが一番印象に残っています。女性向けの衛生用品ブランドなので、自分自身でブランド価値を体感しながら進めることもでき、すごくやりがいを感じることができました。現在もブランド成長のためにお客さまと試行錯誤しながら進めており、ブランドの成長と共に自分自身の成長も日々実感することもできます。それだけではなく、担当者の方々もデザインやブランディングについてすごく理解を深めていただき、一緒にブランドをつくっているということを実感しながら、お客様や商品と一緒に成長できていることに喜びを感じています。

− すごくいいプロジェクトですね。そのプロジェクトの中で特に感動したエピソードがあれば教えてください。

CHÉRICOT（シェリコット）のブランドが立ち上がり、ある展示会でお披露目するタイミングでエンドユーザーの方々がブランドに触れ、リアルタイムで喜んでいただいている様子を見て、すごく感動しました。 もちろんお客様に喜んでいただけることも嬉しいのですが、その先のエンドユーザーの反応まで見えるプロジェクトに携われることはすごく幸せに感じますし、「もっとお客様のためにできることはないか」と考えることができる瞬間です。もし可能だったら「自分で販売してみたい！」と思うこともあります。 もともと、人とコミュニケーションを取ることが好きなので、こだわってつくったブランドストーリーをお客さまやエンドユーザーに伝えて選んでもらえるってすごく素敵な仕事をしているなと実感しています。 周りの人には「お喋り好き」と言われることもあるので、それを「価値を伝えるブランディング」として活かしていきたいです。

− プロジェクトを通してさまざまな経験をしてきたと思いますが、これからやっていきたい仕事はありますか？

ワクワクすることや、キラキラしているような「自分が良い！と思ったもの」を、お客様や時にはその先のエンドユーザーに伝達していく仕事をこれからもしたいと思っています。また、さらに今後は人財という領域まで広げていきたいです。 数多くの企業様に提案活動でお邪魔することがありますが、商品やサービスの魅力だけでなく、その企業で働いている社員様も大きなブランド価値になると実感しています。私自身がしっかりと企業様の魅力を見つけ、事業をする上で必要な人財に対して、「こんなに素晴らしい会社だよ」と伝えることができる、そんな仕事をしていきたいです。